1996/09
  ラスベガス・ロサンゼルスツアー

 
イントロダクション
 今回の旅行は、近年話題になりつつあるラスベガスに興味を持ち始めたことから始まる。実際に色々と調べ始めると、思ったよりも情報が無いことに驚かされる。あれ程有名なラスベガスの筈なのに、何故か専門誌が無い。大体は西海岸全体を扱う専門誌におまけ程度に掲載されている。
 今回の旅行では、ラスベガスに加え、ロサンゼルスの2カ所を巡ることになった。また今回の旅行では、自分たち夫婦、自分の母親、会社の同僚であるアッコちゃんの4人と言う組み合わせで、旅行会社はバケーションエアサービスを利用する。


9/13 出国、ラスベガス到着
成田→ポートランド
 自分たち家族は、静岡から新幹線と京成スカイライナーを乗り継いで成田空港へと向かう。今回一緒に旅行する事になったアッコちゃんは、横浜の実家から成田空港へと直行。時間通り空港での待ち合わせが出来、順調に搭乗手続き、出国審査を終える。今回利用したデルタ航空MD−11は、ほぼ定刻通り成田を離陸し、ポートランドへと向かう。今回初めてデルタ航空を利用したが、日本食が選べる食事はまずまずの味付け(日本で積込みしてるから当たり前かも知れないけど)だし、酒類は豊富。機材はMD−11で完全禁煙。パーソナルテレビは付いていないがまずまず綺麗と言う印象。ただソフト面で最新映画などの上映がないことや日本人向けの内容が少なかったのは残念。客室乗務員についても無愛想な巨漢の人の中に初老で笑顔の女性が居て好感が持てた。
 西海岸までのフライトは思ったよりも短く感じる。ただ機内が禁煙と言うのは辛かった。自分の場合、いきなり日本酒を2本(ワンカップ大関だった)を呑んでしまい、なんか墓穴を掘ってしまったような気がする。

ポートランド空港
 現地時間の午前10時にオレゴン州のポートランドに到着。オレゴン州での国際空港と言えば、ここポートランドである。空港はアメリカの他のハブ空港に比べれば規模は小さいが、初めて訪れる人でも比較的判りやすい構造の綺麗な空港。ショップなども充実していて、トランジットでも時間を持てあますことはなさそう。
 ただ入国時にランダムに手荷物のチェックが行われるが、過去に見たことが無いほど無差別で厳しいと言う感じだった。自分たちも母親とアッコちゃんはスルーで通り抜けたのだが自分たちはチェックされる方へと回された。しかし、手荷物を詳細に調べられる事は無く、書類のチェックで済む。ところが自分たちの横で小さな子供を2人連れた女性は手荷物を徹底的に調べられていたのには驚いた。
 通常ならば、国際線と同じキャリアを利用してのトランジットとなるところだが、今回は旅行2週間前になってデルタ航空での乗り継ぎ便が取れなかったことが判明する。旅行会社も最善の努力をしてくれたのだが、何度かの電話でのやり取りの後、ポートランドからラスベガスまではアラスカ航空を利用することになったのである。つまりここポートランドで一旦入国審査を済ませ手荷物を受け取った後に、国内線のカウンターへと赴いて再度チェックインする事になるわけである。この際にカウンターで1枚の紙を見せられる。5つほどの質問事項が英語書かれていて、その下には和訳も書かれている。その質問事項の中で、『あなたは荷物を自宅から今までの間に誰かに預けたことがありますか?』と言うような事が書かれていた。多分、爆弾テロなどを警戒してのありきたりの質疑だと思うが。
 その事項について、チェックインカウンターの係員の女性にズバリ『イエス』と答えた。それを聞いてその女性はビックリしたようで顔が驚き顔になったのには自分も気付いた。何で自分が『イエス』と答えたかと言うと自宅から成田空港まで、宅配便を利用して荷物を送っていたからだが、ここで『イエス』こ答えてはまずいんだなと言うことには流石に自分も判り、笑顔で『ノー』と答えると一同爆笑で無事チェックインを完了する。チェックイン後に同行者たちに馬鹿にされまくった事は言うまでもないけど。
 無事チェックインが済むと、X線検査を受けた後にラスベガス便のゲートへと向かう。多少時間があったので、空港内のファーストフードで軽く食事をした後にアラスカ航空機へと搭乗。

BELZアウトレット
 14時すぎににラスベガス着。街も派手であるが、空港内も結構派手なのには驚いた。いきなりスロットマシンが置いてあるし、至る所にカジノとショーの看板がある。空港には、バケーションエアサービス手配の現地係員が待っていた。ちょっと太めで汗をかきながら一所懸命やってくれるタイプの人で非常に好感が持てる。到着早々、リムジンに乗って空港からほど近いBELZアウトレットへと向かう。これは当初からの希望で依頼していたのだが、飛行機の到着が多少ずれた関係でここでの滞在時間がショートされそうになったので、自分が交渉をして17時まで滞在することになる。ところがこのBELZは期待を裏切って見るところが少ない。まともに見れる所と言えば、リーバイスのショップ位のもので、店舗と商品群の少なさに幻滅。

フラミンゴヒルトン
 ちょっとがっかりしながら、予定時間にBELZを後にして、今回宿泊する名門フラミンゴ・ヒルトンへ。マフィアのバグジー・シーゲルが恋人のフラミンゴの名を付けたカジノで、今のラスベガスの発展の祖と言えるかも知れない。しかしバグジーはフラミンゴの経営に失敗して暗殺されてしまう。歴史的には暗い陰が付きまとうラスベガスだが、現在はマフィアとも手を切り、健全な経営で多くの観光客を引き寄せている。
 ホテルまでは15分ほどで到着。ホテルに着いて最初に驚いたのはその巨大さと一歩ホテルに足を踏み入れるとそこにはカジノが広がっていたこと。しかも見渡す限りカジノ。そしてフロントがカジノの真ん中に位置し、一般旅行者がスーツケースを持ってフロントを探すのはさぞかし苦労するのだろうなと思った。
 現地係員がフロントでのチェックインの手続きをして、部屋まで案内をしてくれる。これ程巨大なホテルなので部屋まで現地係員が案内をしてくれるのはありがたいこと。今回の部屋割りは女性3人に自分1人だったので、うちの奥さんとアッコちゃん、自分と母親という組み合わせとなる。まずはうちの奥さんたちの部屋へと向かう。鍵を開けて中にはいると見晴らしはまずまずで、ミラージュボルケーノを見ることも出来る。
 そして自分と母親の部屋へと向かうが、カード式の鍵を幾ら挿入してもロックが解除されない。あれあれと思っていると現地係員に交代。それでもロックが解除される様子は無い。試しにと部屋をノックしてみると中から人が出てきてビックリ。部屋の中から現れた白人女性曰く、3日前からこの部屋に宿泊しているとのこと。『こういう事ってあるんですよ。』と言って、自分と母親をひとまずもう1つの部屋で待たせて、現地係員はフロントへと走る。
 20分ほどして、汗だくだくになりながら現地係員は戻ってくる。そして今待機している部屋から同じ階ながら少し離れた部屋へと案内される。今度はちゃんと鍵が解除され部屋の中に入ることが出来た。ところが部屋に足を踏み入れるとそこはダブルベッド。母子同室といいながらも、流石にダブルベッドは勘弁して欲しい。現地係員は再びフロントへと走る。
 また20分ほど待たされて、今度は案内されたのは別階の部屋で、エレベータで移動。スーツケースを引っ張りながら移動するのだが、遠いこと遠いこと。なんと建物の一番隅の部屋に案内される。部屋の入口前には、エアコンの吹き出し口があって強烈に冷たい風を吹き出している。こんな場所に2分も立っていたら風邪をひいてしまいそうだ。しかし、今度の部屋はちゃんとベッドが2つならんでいた。見晴らしはもう1つの部屋に比べると良くないが文句も言えない。現地係員もやっと終わったと言う感じで、疲労困憊の様子で帰っていった。今回ばかりはホントに現地係員が居てくれて良かったと感じた。

バリーズ
 ゆっくり休むことも無く、付近散策へと出掛けることにする。しかし、ラスベガスの巨大ホテルはアッコちゃん以外は初めて。どっちの方向がストリップ通りなのかも判らなくなってしまうほどだ。なんとかホテルを出て、バリーズまで移動。ここからはMGMグランドまで直結している無料モノレールが走っている。しかし、ここでもモノレール乗り場まで移動するに結構な距離があり驚く。乗り場までは、カジノは当然のこと、各ショップも通るような仕組みになっている。

MGMグランド
 MGMグランドに到着するとストリップの裏側に位置する場所にあるロビーで一休み。ただラスベガスで一番の客室を誇るこのホテルを見て回るには時間がなさ過ぎるので今日の所は、今一番注目されているショーと言われるEFXの予約を取っただけ。英語が堪能なら、電話での予約も出来るのだろうが、全くヒヤリングが出来ないのでリザベーションカウンターで直接予約するしかなかった。でも実際の席がどのあたりなのかという点まで判るのでカウンターまで赴いただけの価値はあるかも知れない。

ルクソール
 そして、MGMグランドからワンブロック先にあるピラミッド型をした特異なホテルであるルクソールへタクシーを使って移動。
 旅行誌によるとここのホテルは見る価値があるし、アトラクションも充実していると言うことだった。ところがアトラクションは、全然インパクトのないものとIMAXシアター。流石に長時間のフライトで疲れたのか、大迫力の画面と音響にもかかわらず居眠りをしてしまう始末。この時、自分たちが体験したのは、シークレット・オブ・ザ・ルクソール・ピラミッドと言うアトラクション。$11で3つのアトラクションに入場出来る。1つ目はスターツアーズ同様のライドに乗り、2つ目では3Dシアター、そして3つ目はIMAXシアター。

フラミンゴヒルトン
 なんかアトラクションにがっかりさせられた感じだが、ちょっとだけ買い物をして時刻は22時半過ぎ。 ちょこちょこ間食はしていたが、ちゃんとした夕食は食べていなかったので、タクシーでフラミンゴヒルトンへと帰り、ホテル内のカジュアルアメリカンで食事をする。既に時刻は23時を回っているというのに、ホテル内もこのレストランも大賑わい。やっぱり金曜日の夜だからだろうか。ラスベガスが不夜城と言われるのが何となく判る気がする。
 このレストランの食事はボリューム満点で、23時過ぎに食べるにはちょっとヘビーかも知れない。付け合わせなんかもホントにたっぷりで、満腹になることは間違いないが、パスタがちょっと伸び気味で気になった。
 食事が済む頃には日付も変わっていた。流石にこの日は疲れたが、母親とうちの奥さんはそれぞれの部屋に帰ったのだが、自分とアッコちゃんは目の前のカジノに少々興奮気味で、スロットマシンに興じることに。スロットマシンのバーを回してる時でも眠気が襲うが、乾燥したラスベガス特有の静電気で目が覚める。こんなことを繰り返しているうちに時刻は3時を回り、ですごく長い長い1日が終わる。

 
 
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