1997/9
  オーランドWDWツアー


9/19 MGMスタジオ、EPCOT97
MGMスタジオ
 現地で日数を経る毎に、朝早く起きるのが出来無くなってきた。時差ボケが解消されたのと日々の疲れがたまっているからだろう。前日、ベッドに入ったのが深夜1時半過ぎになってしまったこともあって、この日の朝は起床は7時近かった。太陽の日差しも強くない午前8時半には、ホテルからバスを使って、WDW内の3大テーマパークの最後の1つであるディズニー・MGMスタジオへと向かう。

 MGMスタジオは、3大テーマパークの中でも規模は最も小さいが、非常にレベルの高いショーを見ることが出来るテーマパークである。エプコットのように、とにかく全てのパビリオンを回るために必死にならなくても、比較的余裕をもって回ることが出来るだろう。
 自分たちは予め4デーパスを購入しているのでチケットカウンターに並ぶ必要も無く、そのまま入場ゲートへと向かう。朝一番と言うこともあるだろうが3大テーマパークの中では、ここMGMスタジオが最も空いている印象がある。

 入場を済ませると自分たちを迎えてくれたのはミッキーマウスだった。マジック・キングダムでも一緒に写真に収まることが出来無かったミッキーマウスにいとも簡単に一緒に写真撮影が出来たことは嬉しかった。
 赤絨毯の上にキャストと一緒に立っているミッキーマウス。過去の経験からしても、写真撮影には長蛇の列が出来ている。ところがこの時は殆ど人がおらず、シャッターを押し放題だった。


トワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー
 パークで最初に向かったのはゲートを入って右側に曲がった突き当たりに位置する巨大な建物が目印のトワイライトゾーン・タワー・オブ・テラー。非常に大人しいショーやアトラクションばかりのMGMスタジオで唯一の絶叫ライド。いや、WDWの中で最強の絶叫マシンだろう。
 この絶叫マシンには、母親だけは嫌がった。その姿を見て、スペース・マウンテンにも挑戦した父親までもが行くことを拒んだが、自分たち夫婦の執拗な誘いに断り切れずに同乗することに。

 このトワイライトゾーンは同名の人気テレビドラマに沿ったオリジナルストーリーとなっている。怪奇な現象の起きるハリウッドホテルのエレベータにゲストたちが乗車して、実際に異次元の世界を体験する。そして最後に待ち受けるのは、まさに絶叫マシンの恐怖。
 暗がりの異次元空間を通り抜けていたエレベータボックスは、最後に一瞬明るい光景を見る。それは実際のビル13階に相当する高さから見るパークの全景だ。その直後、一気に落下をして直下型のフリーフォールを体験。足元は金網状になった床で落下して行くのがよく見え、激しい落下で体が浮き上がる無重力体験もする。特に25周年を記念しているパークでは、一旦落下したエレベータボックスが再度上昇して、再び落下するサービスまでついている。
 MGMスタジオで最も人気のあるアトラクションだが、もしチャンスがあればエレベータボックスの一番奥の席の真ん中の補助席で体験したい。基本的に各シートはセーフティーバーによって体を席に固定される。ところがこの補助席は1本のシートベルトでのみでしか体を固定出来無いので恐怖は倍増するだろう。


リトル・マーメイド
 アニメとしては非常に異例なアカデミー音楽賞も獲得したレゲエ風な愉快な音楽アンダー・ザ・シーでもお馴染みのリトル・マーメイドのショーへと向かう。映画と実際のショーが見事に調和された形でストーリーを再現。このスタイルはエプコットのアメリカン・アドベンチャーなどで実現され、このリトル・マーメイドで見事に開花した。エアコンの良く効いた劇場で繰り広げられるショーは、見ている人たちを実際に海の中の世界にいるような気持ちにさせてくれる。子供から大人まで楽しめる素晴らしいショーである。


バック・ロット・ツアー
 元々はバック・ステージ・ツアーと1つのものだったのが、拘束時間が長すぎる為に分割されたバック・ロット・ツアー。一度に多くのゲストが入場できるのが特徴で、最初は屋外に造られたセットでショーを見る。このショーでは実際にゲストが参加して、小型船で大波が押し寄せる嵐に遭遇するシーンを再現したり、銃撃や機雷爆破の中を進む潜水艦の再現。実際に水しぶきがあがったりして結構迫力もあるし、笑えるショーでもある。

 続いて、ゲストたちはトラムに乗車をして、スタジオ内を見て回る。このツアーでは、実際にテレビドラマや映画で撮影に使われている住宅街や建造物のセット、過去の映画などで登場した車両や飛行機の見て回る。更には撮影用の衣装やセットの製作現場も実際にトラムから見る事が出来るようになっている。
 そして最後に待ち受けるのは、カタストロフィー・キャニオンセット。ここではトラムに乗車したまま、地震、大洪水、大爆発などを体験することが出来るようになっている。最後に押し寄せる洪水の水量には圧巻されるだろう。このツアーはロサンゼルスのユニバーサル・ハリウッドのトラムツアーに似ている。またカタストロフィー・キャニオンは、ユニバサール・オーランド大地震と似ている。


バック・ステージ・ツアー
 バック・ロット・ツアーの後はインサイドで行われる特殊映像技術などを紹介しているバック・ステージ・ツアーに。
 このショーは、実際の映画のワンシーンをゲスト参加型で再現する。このショーの見所は、映像の合成技術などを判りやすく面白く紹介している点だろう。以前はベッド・ミドラー主演のオリジナル短編映画だったが、現在は101匹のワンちゃんが題材となっている。


ジャングル・ジョージ・メイキング
 たまたま通りかかったら、ショー開始時間が間近で人の出入りも疎らだったので入場したのが映画ジャングル・ジョージのメイキングの上映だった。残念ながら日本では全く無名な俳優(後にハムナプトラで有名となったブレンダン・フレイザー)が出ている子供向けの映画。ただこの映画に登場する動物たちのコミカルな動きと耳に付く音楽が凄く印象に残った。英語が判らなかったのでインタビューなどの内容も殆ど理解出来なかったが、ディズニー得意の子供が楽しめる映画なんだと言うことは理解出来た。ちなみに帰国の便でこのジャングル・ジョージが上映されていたが日本語吹替無し。(帰国後数年して、このジャングル・ジョージはビデオ化されて見たが、爆笑出来る映画だった。)


グレート・ムービー・ライド
 マジック・キングダムならばシンデレラ城に相当する場所に立地していて、このパークのシンボルでもあるのがチャイニーズ・シアター。これは西海岸のハリウッドにあるマンズ・チャイニーズ・シアターを見事に模した建物である。この中にはグレート・ムービー・ライドと言うアトラクションがある。
 まず建物内に入ると順番待ちの列路は劇場内となっていて、実際に大きな銀幕、そしてアメリカを代表する映画の数々の予告編が上映されている。そこを通り過ぎると、一度に多くのゲストが乗車できる大きなライドで映画の世界の冒険が始まる。
 ライドの先頭には、このライドの先導役でもあるキャストが1人乗車している。ライドが動き始めると、カサブランカ、メリーポピンズ、エイリアンなどの名作のワンシーンを見て回ることになる。ただ見て回るだけで無く、西部劇のワンシーンではショースタイルにもなっていてゲストたちを飽きさせない。


ジム・ヘンソンのマペット・ビジョン3D
 ここまで回ったところでちょっと早い昼食へとドライブイン・シアターをイメージしたレストランのサイファイ・ダインニン・シアター・レストランへ。ところが入口では予約が無いと入れない程の混雑をしていた。最短で入店出来る時間を尋ねるが13時半過ぎと言われ、その時間で予約だけはいれておくことにした。

 時間が空いてしまうので、続けてマペット・ビジョン3Dへ。名前を聞いただけでは何なのか理解が出来無いが、実際にショーの行われる建物まで行くと見たことのあるキャラクターたちであることに気付く筈。日本でも有名なセサミストリートのキャラクターたちの登場するショー。
 エプコットで大成功をおさめているミクロ・キッズの原型とも言えるショーで、入場したゲストたちには3Dメガネが渡され、大劇場へと入場する。
 ガヤガヤと騒がしいセサミストリートのキャラクターたちが繰り広げるショーを立体映像、そして実際に体感することが出来る。英語が理解出来れば、更に楽しいショーであることは間違いないが、ユニークなキャラクターたちには子供も大喜びするだろう。


ノートルダムの鐘
 そして屋外シアターへと足を運ぶ。ここでは以前、美女と野獣のショーが行われていたが、同ショーの専用シアターが建設された為、今はディズニーのアニメ映画として公開されたノートルダムの鐘のショーが行われている。専用シアターが建設された美女と野獣は間違いなくロングランを続けるだろう。ところが屋外シアターとしてはちょっと見劣りするこちらは、常にショーの内容の入れ替えが予想される。
 ノートダムの鐘は、流石WDWのパークでもショーが充実しているMGMスタジオだけあって、内容は非常に素晴らしい。これは美女の野獣で確立された、大人向けと言っても過言ではない素晴らしいショーが、このノートルダムの鐘でも受け継がれている証拠だろう。

 MGMスタジオは、ショーが多いが開演される時間も決められている。ここに訪れたら絶対にショーを見なければ損。入場時のスケジュール表をもとにして、全てのショーを是非見たい。


サイファイ・ダインニン・シアター・レストラン
 予約していた時間になったので、遅い昼食を食べるためにサイファイ・ダインニン・シアター・レストランに向かう。名前を告げるとレストラン内に案内されるが、張りぼての外のようなところを歩いて行き、観音開きの扉が抜けるとそこにはプラネタリウムのような半円形の屋根をして、夜空が広がっている。レストラン内は夜をイメージしているので結構暗く、クラッシクカーをイメージしたテーブルの明かりが際立っている。そしてその正面ではアニメ映画が上映されていて、まさに夜のドライブインシアターを再現。こんな凝ったレストランは、WDWでも珍しく、一度は訪れてみたい。
 肝心の食事の方だが、以前に来た時よりも良い印象がない。たまたまオーダーした料理が悪かったのかもしれないが、日本人の口に合う料理が少なかったように思える。特に驚いたのは、本日のおすすめスープと料理の両方が口に合わなかったこと。メニューは豊富で、ボリューム満点で美味しい料理もある。


サウンド・スタジオショー
 ゲスト参加によるアフレコを体験するショーで、数名のゲストがステージ上に上がる。以前はモンスター・サウンドショーと言うタイトルで、チェビー・チェイスとマーチン・ショートのオリジナル短編映画だったが、現在は101匹のワンちゃんに変更されている。
 まず最初に見本となるオリジナル映画を見る。そして司会者が必死になりながら一所懸命ゲストたちが音入れに挑戦。そして出来上がった映画を再度見るのだが、エンディングはオリジナルと変わっているところも注目したい。


インディ・ジョーンズ・エピック・スタント・スペクタキュラー
 続いてこのパーク内で最大のアクションが見れるインディ・ジョーンズに向かう。
 このショーも巨大な屋外型劇場で行われていて、屋根付き観客席は相当な数のゲストたちが座ることが出来る。通常期ならば、ショー開始前に並んでさえいれば間違いなく入場出来るだろう。全ての席が埋まってしまっても最後列で立ち見で見る事も出来るようになっている。
 ただ屋外型ショーなので、フロリダ特有の突然のスコールが降り出すとショーの後半は中止となることもある。
 インディ・ジョーンズのショーは他のショーとは趣向が違っていて、映画の撮影現場と言うスタンスでショーが進行される。実際に監督、スタッフと言う人たちもショーのキャストとして登場している点が特徴だ。

 このインディ・ジョーンズは、映画レイダース(インディ・ジョーンズ1作目)をモチーフにしていて、ショーの前半では、いきなり天井から登場するインディ・ジョーンズが地上から突き上がる槍などの罠を潜り抜けて宝石を求めるシーン。ここでは映画でも有名な巨大な石球も登場する。
 中盤では、モロッコの街中でのアクションシーン。街中のセットをところ狭しと言わんばかりに駆け回りながら、飛んだり跳ねたりして格闘。このシーンの最後ではドイツ軍のジープを機関銃で横転爆破と言うアクションもある。
 後半はドイツ軍の飛行場での格闘。地上でコントロールを失う戦闘機の放つ機銃がゲスト席を襲ったり、最後の大爆破脱出シーンなどアクションの大連続である。


スター・ツアーズ
 東京ディズニーランドでもお馴染みのルーカスフィルムによるスター・ツアーズ。C3POやR2D2などの有名キャラクターたちと一緒に宇宙の旅に出発するが、氷隕石の中に突入したり、交戦状態の状況下へ入ってしまったりとはちゃめちゃな旅行を経験する。当然ながら、全て英語となっている。


美女と野獣
 無料とは思えない素晴らしいショー、ミュージカルと言っても良いのが美女と野獣・ライブ・オン・ステージ。実際にブロードウェイでも同タイトルのショーが公演される程で、WDWでも大人が見ていても決して飽きない内容に仕上がっている。近年、専用のとても立派な屋外シアターが建設されたので、以前よりもショーが見やすくなった。


トワイライトゾーン
 これでMGMスタジオの主要なアトラクションやショーは見て回ったことになる。日中の暑さと前夜が遅かったこともあって、両親たちはホテルに帰ることに。バスでホテルに戻った両親たちは、この晩の夕食はビスタ・センターのザ・クラブハウスへ出掛けた。

 自分たち夫婦は、再びトワイライトゾーンへ。既に混雑する時間を過ぎていたので、待ち時間は無しで乗ることが出来る。この怖さは他のパークでは到底経験することが出来無いので、更に1度乗る。しかし、何度乗っても怖いし、あの無重力体験はここでしか経験することが出来無い。


エプコット
 トワイライトゾーンも満足な回数をこなして、ここMGMスタジオからエプコットへと移動する。
 フォーデーパスなどを利用する場合は、一時退場の際に腕などに押して貰うスタンプさえあれば、同日に3大パークは利用可能となる。極端な言い方をすれば、朝から3つのパークを回っても、チケットとしては1日分で済んでしまう訳である。

 再びエプコットに訪れた理由は、14日の夜に見ることが出来無かったイルミネーションズを見るため。MGMスタジオは、9月だと閉園が19時だがエプコットは21時なので、体力さえあれば十分にはしごすることが出来る。

 無事入場をしたものの、ショー開始までは1時間半以上ある。最初のうちは14日にインパークした時にゆっくりと見ることが出来無かったイノベンションで無料インターネットを楽しんだりする。次第に立っていることも辛くなってきたので、スペースシップ・アースユニバース・オブ・エナジーなどエアコンの効いたパビリオンで時間を過ごす。


イルミネーションズ
 そして待ちに待ったイルミネーションズが始まる。各パビリオンの照明が落とされ、ワールドショーケースの中心にあるラグーンを中心にレーザー光線、音楽、そして花火で繰り広げられる比較的長めのショー。音楽に合わせてライトアップされるパビリオンやレーザー光線で夜空に描かれる文字や絵なども見物。花火も3大パークの中では最大級の規模で行われていると思う。
 ショーが終わると同時にゲストたちが一斉にゲートへと向かい始める。その時、スペースシップ・アースに25周年の文字がレーザー光線で描かれているのに気付く。

 ラグーン周辺でショーを見ているゲストたちよりも一足先にゲートを抜けて外へと出る。これが5分遅れると大混雑に巻き込まれて、ゲートを抜けるにも渋滞になるし、バスも座ることが出来無い。過去の経験から比較的後方で全体が見渡せる場所からイルミネーションズを見ていた自分たちは、無事バスでも席に座ってホテルへと戻ることが出来た。



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