1999/9
  オーストラリア・シドニー&マレーシア・ランカウイ島ツアー

 
09/09 シドニー近郊
KL国際空港→シドニー
 浅い眠りのうちに朝食が配られ始める。マレーシア航空のクルーは男性女性問わず、非常に笑顔を絶やさず対応もいいのが特徴である。日本語は通じないが、非常に親切に対応をしてくれる。
 窓からは既に太陽の明かりが差し込んできている。ふと機体の下の方を覗き込むと、そこにはオーストラリアの広大な大陸が広がっている。森林の間を抜ける未舗装の道が続いているのが見える。その光景は森林から、広大な農園、そして都市部へと移り変わって行き、高度を徐々に下げはじめている為、見える景色も次第にはっきりとしてくる。

SYD便の機内朝食の写真はこちら

 また着陸前に義務づけられている害虫駆除の為のスプレー噴射をしながら、スチュワーデスが機内を歩いて回る。この光景を見ると、もうすぐシドニーに到着するんだと実感出来る。
 そして定刻通り6時半前にシドニー空港へとB747−400Pは無事着陸する。

ミルソンズポイント
 シドニーに到着するとまず入国審査を受けなければならない。事前に機内で入国審査カード持ち込み品申請書を書いておいた方がいい。ちなみに今回のような第3国経由での入国の場合は、それらカードは英語とその経由国の言葉で書かれた物が配られ戸惑うかも知れないが、事前に旅行ガイド本などの記述例を見ていればフォーマット自体は大差無いので問題は無いと思う。但し、時間によっては入国審査に時間がかかるので予め機内で記入しておいた方が無難だろう。
 実際にこの時も入国審査窓口はかなり混雑しており、実際に審査を終えるまで30分以上待たされることになる。但し、夫婦であれば2人一緒に審査を行ってくれるので家族等で旅行されるなら一緒の列に並ぶ方がいいと思う。
 この入国審査後、バゲッジにて荷物の受け取りを済ませると最後の難関がある。それは持ち込み品の抜き打ち検査である。到着便出口の本当に手前に係員が待ち構えていて、持ち込み品申請書を渡す。この時にほぼランダムでピッキングされた旅行者はトランクから手持ちバッグまで中身を確認させられる羽目になる。オーストラリアでは絶滅に瀕する動植物が多く生息する為、持ち込み品の検査は厳しい。
 ただ自分たちはそのピッキングに引っ掛かる事もなく、到着便出口で待ち合わせしていた姉と姪のハナと無事合流して、ノースシドニー方面へと向かう。

 最初に向かったのはミルソンズポイント駅前にあるハナの通う幼稚園である。今まで海外のキンダガーデンと言う所を実際に目にする機会が無かったので非常に興味があった。この幼稚園は教会の中の一施設としてあり、煉瓦作りの小作りな建物全体を幼稚園として使用している。実際中へと足を踏み入れてみると、子供達の書いた絵が壁に貼られていたり、みんなで工作をしたりと日本の幼稚園とそれ程変わってはいない。ただ子供用の洋式トイレが6つ程並んでいたのは何とも幼稚園らしい。また幼稚園の先生がとてもアットホームな感じで自分たちを迎えてくれたことも印象に残っている。

 ハナを幼稚園へ預け、このミルソンズポイント駅から徒歩5分程で行ける写真撮影のポイントへ。
 この場所は駅とミルソンズポイントフェリー乗り場の中間にあり、ハーバーブリッジの北側に位置する場所で、ブリッジは勿論のことながら、オペラハウスサーキュラキーも一望出来る場所。フェリー乗り場や駅も近いので、日中であれば観光客が歩いていても安全と言える。

 この時期のシドニーの気候は日本の春先の気候に等しく、太陽が照らないと寒さを感じると言った具合である。4年前に同時期に来た時は日中は半袖で十分な位の日もあったが、今回の旅行中でその様な日は無かった。最高気温も15度から20度程度で、日によってはセーターが放せない時もあった。

ニュートラルベイ
 ミルソンズポイントからニュートラルベイへと移動をし、ウールワースで買い物を。
 過去の旅行記にも度々登場しているウールワースは登場している通り、コールズ(coles)などと並ぶチェーンストアである。
 営業時間も朝7時頃から深夜までで、この時も9時前に入店をしたが広いスーパーの中はまだお客が疎らでガランとしている。品揃えは豊富で、この時は日本では見たこともないフルーツや料理食材などを購入している。
 このニュートラルベイに限ったことではないが、シドニーでは商店街が並ぶ場所やフェリー乗り場などに無料解放の駐車場が沢山ある。駐車場スペースは十分にとられているが、それでも満車で駐車できないことが多いのも特徴である。

ニュートラルベイで飲んだコーヒーの写真はこちら

モスマン
 ニュートラルベイを後にし、今回の宿泊先である姉夫婦宅のあるモスマンへと向かう。
 モスマンと言う場所は、静閑な住宅が並ぶ街並でシドニーでも高級住宅街と称される地域なのだそうである。姉夫婦の家は英国建築の流れを汲んだ建物で、環境的にも素晴らしい場所にある。商店街までも歩いて10分程度だから、生活の便も良い場所である。
 モスマンには姉夫婦の家の他に、姉の夫であるデビッドのママの家がある。また隣には不動産業を営むデビッドのお兄さんがつい最近まで住んでいた。ただオーストラリア人は不動産という物を投機の対象と考える事も少なくないようで、家に住みつく日本人にとっては理解し難いものがある。

 この家にはデビッド、姉、ハナの3人で住んでいる。勿論1階はキッチンやリビング、ダイニングなどがあり、2階には主寝室、子供部屋、ゲストルームが2部屋ある。日本人から見ると非常に広い家である。ただデビッドが仕事の関係上、シドニーにいないケースも多い為、姉夫婦も来年末にはここからマンリーのビーチに面した新築マンションへと移り住むのだそうである。

クローズネスト
 11時を過ぎ、ちょっと早めの昼食に出掛ける。向かったのは姉夫婦がちょっとした買い物や食事の際に出掛けるクローズネストと言う町。男女衣料店、小売店や美味しいレストランが軒を連ねている。
 この日の昼食は、姉がイチオシしているベトナム料理プウォング(Phuong)である。商店街の一角に店を構えており、目印はショーウィンドウ全体に飾られた絵の描かれた簾。この簾がある為に店内の雰囲気が見えないので少し不安になるが、入口にはスペシャルランチなどの掲示もされている。

 店内に入るとシドニーのアジアンレストランにありがちな厨房付近が薄暗く、何とも言えない雰囲気を醸し出している。少し早い時間だったので他にお客はいない。ただウェーターは非常に感じの良い男性だ。
 オーストラリアでは飲食店で酒類を出すにはライセンスが必要である。ライセンスを持っていない店には必ずB.Y.O.と看板が出ている。このベトナム料理店も酒類ライセンスが無いのでB.Y.O.で、この場合はお客が付近のリカーショップやバーで酒類を買って店内に持ち込むことになる。店によっては、グラス代や栓抜き代として数ドル程度チャージされる。
 このレストランには酒類のメニューが無いので、ウェーターにリカーショップの場所を聞き、ワインを1本持ち込んで飲んだが、ベトナム料理にもワインが合うことを初めて知ったのである。

Phuongでの昼食の写真はこちら

チャツウッド
 食後には再び車を走らせ、デパートや鉄道駅もありクローズネストよりも規模の大きな町であるチャツウッドへ向かう。
 ここではデパートのウィンドウショッピングが目的である。と言っても、この時期にはシドニーでは特別なセールなども行われておらず、単純に見て回る程度に留まった。

チャツウッドのケーキの写真はこちら

 チャツウッドの町には、華僑向けの中華食材専門店や日本食材専門店など特化した商店もあり楽しい。店に入ると中国製の缶詰や香辛料、ペーストや食材など様々な物が陳列されている。また日本製のカップラーメンや煎餅、お菓子、飲料品なども販売されているが、日本のそれの3倍程の値付けがされているので、短期滞在の日本人観光客が購入することはまず無いだろう。

モスマン
 チャツウッドを後にし、ハナを幼稚園でピックアップしてモスマンの家へと戻る。
 この時期のシドニーの日没は6時半過ぎであるが、その時刻を前にして家の周辺の散歩。静閑な住宅街であり、行政によって建築物の制限や指導が厳しいことだけあって、美しい街並を確立している。少し歩けば、ミリタリーロードと呼ばれる幹線道路になり、その通り沿いにはモスマンの商店街を形成している。
 春先のシドニーだが、所々で見たこともないような花を見かける。また家々の庭は綺麗に整備されていて、家庭園芸が進んでいることも印象的だ。

 夕食は姉が今朝方ウールワースに寄った際に購入した物で料理を。
 この日は長いフライトの疲れも残っていたこともあり、普段からは考えられないような健康的な早めの就寝をするのである。

姉の家での夕食の写真はこちら

 
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