2000/03
ラスベガスツアー
03/10 グランドキャニオン、ストリップ周辺
マッキャラン空港
この日、朝6時には起床する。外はヒンヤリしていて半袖ではとても歩くことは出来ない程である。7時少し前にはピックアップのバンがやってくる。そのままバンはマッキャラン空港のSCENIC専用のゲートへ到着。この日のラスベガスは快晴で、多分ツアーは催行されるだろうと思った。
まず待合室に入るとすぐに日本人スタッフからチェックインをするように言われる。一昨日の時は天候不順だった為に受付だけして待機させられたが、この日はチェックインと同時に支払いも済ませる。つまりツアーは催行される訳である。
8時前になるとゲートをくぐって滑走路内へと進み、トラムに乗ってグランドキャニオンまで自分達を運んでくれるフォッカーF−27の駐留場所まで移動する。
この飛行機は双発のプロペラ機で左右2列。1時間余りのフライトなのでシートの狭さなどは全く気にならない。全員が乗り込むと安全設備についての説明が英語で説明される。その後、機体の中間辺りに1人でポツンと座っていた左幸子をもっと老いさせたような派手な服装のおばさんが立ち上がったと思うと説明を始める。そう言えば、このおばさんは一昨日も自分は見ている。説明を聞いているとどうも今日のツアーのガイドらしい。
説明が終了するとすぐに飛行機は離陸する。プロペラ機だけあって、機内にもその轟音が響き渡っている。フライト中の説明を聞くためのヘッドフォンは通常の大型旅客機のタイプと違って、完全に両耳を覆い隠すタイプが用意されている理由もうなずける。
離陸してすぐに飛行機は大きく旋回をする。窓からはラスベガスの街々を見渡すことが出来るが、それもほんの数分。次第に辺りは岩だらけの光景へと変わって行く。
辺りの説明はテープによって自動的に流されているが、フライトの時間に見事に合わせた放送となっているようで、フーパーダム付近を通る時にはフーパーダムの説明をするようになっている。
時間が経過するにつれて、辺りの光景もグランドキャニオンっぽくなってきた。行きのフライトでは自分と父親は機首に向かって右手の席を確保していた。行きのフライトだとこの右手の席では上空からのグランドキャニオンを見ることは出来ない。ただ帰りのフライトでも行きの時と同じ席に座るように言われるので、帰りは上空からしっかり見る事が出来るだろう。
ブライトエンジェルポイント
飛行機は9時過ぎにグランドキャニオンの空港へと到着する。空港と言っても森を切り開いただけの場所に滑走路を設置したようなところで、飛行機から降りるとバスが停車している場所までターミナルも無いような場所を歩いて移動。
通常のチャーターバスに乗り込むと人数確認の上、バスは出発。運転席の横には先程のガイド役のおばさん、マサコさんが居て、マイクを持って本領発揮する。日本を離れて何十年経っているか判らないが、とてもしっかりした日本語を話す人で、冗談もそこそこ笑える。またこの日のバスのドライバーは女性でサンディーさん。ドライバーとガイドの息がぴったり。
バスは森を突き抜ける道路を走ること20分。この地域の唯一の町であるサウスリムビレッジを過ぎると間もなくブライトエンジェルポイント(BrightAngelPoint)に到着する。
バスを降りて、ガイドに案内されて売店やロッジのある建物を抜けるとそこには今まで写真でしか見たことのない光景を目にする。遠くまで台状になった自然が造り上げたグランドキャニオンのスケールに圧巻される。
ここブライトエンジェルポイントは本当にキャニオンを見るために訪れるだけの場所である。駐車場正面のロッジフロント兼売店と展望台の売店があるが、それほど珍しい物は売られていない。トイレやコーヒーショップはロッジフロントの建物にある。またここの歴史についての展示コーナーなどもある。
ここグランドキャニオンは自然破壊を少しでも防ぐために色々と配慮されている。町を走るバスは天然ガス利用だし、トイレの手洗い用石鹸も無害な物を利用している。国立公園だけあって、自然保護管理が徹底されている。
ヤバパイポイント
45分ほどの滞在を経て、バスは出発をして次の目的地であるヤバパイポイント(YavapaiPoint)へと向かう。移動時間は10分ほど。辺りにはまだ雪が残っていて、ここ数日の天候が悪かったことが判る。ただ思っていたよりもグランドキャニオンは寒くなかった。多分、風が吹いていなかったからだろう。
ヤバパイポイント(YavapaiPoint)には2カ所のビューポイントがある。最初に見たポイントは、雪の為足場が非常に悪い。積雪時は滑ったり、水たまりなどに足を踏み入れないように注意が必要。
そして、もう1カ所のポイントへ移動。こちらは日当たりが良く、遊歩道も整備されている。だが展望位置の防護柵が設置されていないので、こちらも注意が必要。防護柵が無いが故に、キャニオンの谷底ギリギリの所まで近寄ることが出来、スリルも味わうことが出来るだろう。ここでふざけて転ぶと谷底まで真っ逆様に落ちてしまうので、くれぐれも注意して欲しい。
ヤバパイポイントからは、エメラルド色をしたコロラド川を見ることが出来る。またここからラバに乗って渓谷の下を巡るツアーも開催されているそうだ。このツアーは期間限定で、宿泊を要するツアーだそうで、アメリカでも人気のあるツアー。時間とお金の余裕があれば、こういうツアーにも参加してみたいものである。
またここには政府が運営している売店がある。売店の中は総ガラス張りでグランドキャニオンを一望出来るようになっている。更に政府が運営しているということで、ここで売られている物はアリゾナ州の消費税がかからない。売られている物は、写真集、飾り物、ビデオ、ポストカードなどでそれ程珍しい物は無いが、お土産を買うならヤバパイポイントで買うのがいいだろう。
11時半過ぎ、ヤバパイポイントを出発して空港付近のホテルでの昼食に向かう。
昼食はバッフェでここで約1時間を過ごした後、再びバスでグランドキャニオン空港へ行き、そこから1時間のフライトでラスベガスへと戻る。ホテルに着いたのは14時半過ぎである。
このグランドキャニオンツアーはあっと言う間に時間が過ぎてしまうツアーだったが、参加して良かったと思っている。
グランドキャニオンでの昼食の写真はこちら
ファッションショーモール
部屋に戻ってゆっくり休憩をし、別行動をしていた姉達の帰りを待つ。姉達はこの日、エクスカリバーとルクソールへ出掛けており、昼食はルクソールのバッフェ。種類、味付け共に良かったらしく、大満足していた。
19時過ぎにホテルを出て、ファッションショーモール(FashionShowMall)へと向かう。姉が1人でここを訪れて、子供服が安かったと言っていたからである。
ここにはRobinsonsMay、NeimanMarcus、Macy’s、Dillard’sの4つのデパートを核に専門店が入店しているショッピングモールである。トレジャーアイランドと道路を挟んで隣という素晴らしい立地で、ストリップの各ホテルからは歩いて買い物に行ける。
各ホテルのショッピングモールは専門店が多いが、ここはデパートが主体と言うことで衣料品はセール品も多くあって安く買える。実際に子供服では、GuessやESPRIなどがセールとなっていて、可愛い柄で$10前後で手に入れることが出来る。ストリップではかなり穴場のショッピングポイントと言えるだろう。
デパートまで入れると2階建てのファッションショーモールは結構広いのでゆっくり見て回るとそれなりに時間は要する。また無料で使えるインターネットパソコンなどもあって非常に便利だ。ここの営業時間は平日は10時〜20時、土曜日は10時〜19時、日曜日は12時から18時まで。
買い物を終えて、夕食となる。ファッションショーモールのレストランで食べることにするが、中華、イタリアン、アメリカ料理の何れかにするかで悩む。スピルバーグ経営のDive!も雰囲気があるのでいいなと思ったが以前に入店したことがあるので、中華料理のChin’nに決める。レストランは3店舗だが、1階奥にはフードコートもあって、ファーストフードなどを手軽に食べることが出来る。ただ遅くまで営業してないのが残念である。
ここChin’nは外側からと店内の様子が窺えずにちょっと入りにくいレストランだ。外から見ている限りは高級レストランそのもの。だが入口にはメニューが貼り出されていているので、値段を見てホッとする。
実際に店内に入ってみると、やはり店内は高級感漂う感じで、各テーブルにはキャンドルライトが立てられており、子連れなのは自分達だけ。また店内の造りはとても中華料理店とは思えない洗練された造りとなっている。
だが料理の方は、今回のラスベガス旅行の中で一番美味しかったし、料理の値段もいたってリーズナブル。店員の対応も非常に良い。ワインも$20から用意されているので安心して注文出来るだろう。
食後に全員にクランベリーアイスが振る舞われる。ちょっと意外だったが得した気分で店を後にする。
Chin’sでの夕食の写真はこちら
トレジャーアイランドのミスティア
21時過ぎに再びトレジャーアイランドのバッカニアショーの前を通る。既にショーは終了していて、観客達はその場を後にしていた。ふと中央の通路付近を通り掛かるとショーのスタッフ達が記念撮影を観客達としている。すかさず自分もそこへ寄って行き記念撮影をする。
トレジャーアイランド前で両親と子供達とわかれ、自分と姉はミスティアを見るためにホテル内に。
22時半のレイトショーはほぼ満席。このショーには飲み物などのサービスは付いていないので、映画館と同じように劇場入口で飲み物などを買うシステムとなっている。この時の自分と姉の席は1階の最後方席で、前日の両親が真ん中あたりだった事を考えるとかなり悪い。しかし、一番後ろと言いながらもショーはよく見える場所だ。
またショーが始まる前に観客達が入場する際、アメリカらしい道化によるパフォーマンスが展開される。シーワールドやゴールドコーストのムービーワールドなどで行われているパフォーマンスと同じで、道化が入場してくる観客を案内する振りをして出口に連れて行ったり、引っ張り回したりして他の観客を大爆笑させる。しかも今まで見たこともない程過激で、客の1人のポップコーンを取り上げて、付近にバラまくなど過激だ。ポップコーンをバラまかれた客はもしかしたら仕込みかもしれないが、純粋に大笑い出来る。
実際のショーであるが、節目節目で笑いあり、曲技ありとサーカス集団らしいショーと言えるが、これを説明しようとしても説明のしようがない不思議な感覚のショーである。とにかく素晴らしいショーと言うことだけは言える。ショーが閉幕し、席を立つ時には不思議な感覚になる事は間違いない。
ハラス
ショーが終わり、ホテルに戻ったのは午前0時半過ぎ。部屋の前では最終夜をカジノで満喫しようと考えていた母親が自分達の帰りを待っていた。自分も今晩ばかりはカジノで腰を落ち着かせようと思っていたので母親と一緒に出掛けることにする。
母親は連日連夜、深夜になると1人でカジノへと出掛けていたらしく、インペリアルパレス付近のフラミンゴヒルトン、シーザースパレスなどにもスロットマシンをしに出掛けていたらしい。この夜、向かったのはハラスである。ハラスも既に来ていたようだが、結構相性が良かったらしい。
南国の雰囲気満点で派手なネオンとサンバの音楽をガンガン流しているハラスは日本人には馴染みの薄いホテルだが、アメリカではチェーン展開しているメジャーなホテル。場所はストリップの一等地に位置し、ストリップ通りを挟んだ向かいにはミラージュがある。
この時母親は¢25のスロットマシンで、自分は勝負よりスロットマシンを楽しみたかったので¢5のスロットマシンに分かれた。¢5のマシン、負けがこんで来た頃になると100枚程度戻すの繰り返しだが、最終的には全て機械に呑み込まれてしまう。しかし$10で1時間半近く遊べた事を考えれば上等である。
その頃、母親はコインを入れるカップに¢25が一杯になるほど勝っていた。母親のスロットマシンのやり方は、気に入る台が見つかるまで次から次へと台を変えるやり方。しかし、カップ一杯の¢25を持っての移動は大変だろうと自分がその半分位を持ってEXCHANGEカウンターで紙幣へ交換してくる。
母親の勝っている様子を見て、自分も闘志に駆られる。だがスロットマシンは、既にミラージュの勝ちで運を使い果たした感がある。だからと言ってルーレットはBETが高すぎて、どうも二の足を踏んでしまう。そこで思いついたのがビッグシックス(BigSix)である。$1単位で掛けられる気軽なゲームで、縦型ルーレット板をディーラーが回して、どこで止まるかを当てるというゲーム。入った枠毎に配当金が支払われ、2倍から40倍まである。
ここハラスには、ビッグシックスのテーブルは2カ所ある。客が誰もいないテーブルに行く。ラスベガスの場合、オーストラリアと違ってディーラーへのチップは黙認されている。つまりディーラーも客に勝たせた方が実入りがあるから客をカモるような事は考えていないのではないかと自分は思う。ただ表だって勝たせるような事をさせると常時カジノ内を監視しているカメラとマネージャーによってディーラーは交代させられてしまうし、ホテル側は客に多くの金を落とさせたいと考えているに違いない。
自分は$10を女性ディーラーに渡して、テーブルチップと交換して貰う。自分の狙い目はずばり10、20の枠。倍率が良い分だけルーレットの枠数の少なくなるが、意外と簡単に10の枠は出る。そのうち、カクテルウェイトレスがやって来たのでビールを注文する。女性ディーラーと自分はこのテーブルでは1対1なので気さくに話しかけてくれる。このゲーム中、1回だけ20の枠に入った。その後も数回20の枠にも掛けてみるが、なかなか出てくれない。たまたま別の枠に掛けた時に20が出た時など、ディーラーが『あー、20が出たわよ。惜しかったね、掛けておけば良かったのに。』などと言っている。
結局、このビックシックスでは元手$10が$28程度になったところでテーブルを立つ。カクテルウェイトレスとディーラーに$1ずつチップを渡してきたことは言うまでもない。
インペリアルパレス
午前4時近くになって、徹夜するつもりでいた母親がやはり少しだけでも寝た方がいいからホテルに帰ると言い出す。母親とインペリアルパレスまで一緒に帰る事にする。ハラスのカジノも、ストリップ通り沿いも、そしてインペリアルパレスのカジノも金曜日の夜なのかまだまだ沢山の人がいる。きっとこの人達は太陽が昇るまで酒を片手にゲームに熱中するのだろう。
エレベータホールで母親とわかれ、自分は暫くここのスロットマシンをした後に思い立ったようにして、カジノ中央のエスカレータを上がって2階のコーヒーショップへと向かう。ここは、まさしさんのラスベガスのページの投稿コーナーにも掲載されている有名な店で、23時から朝5時までの時間はニューヨークステーキが$3で食べることが出来る。信半疑で1人で店内に入ってみるがなかなかの混雑。自分はちょっとボーっとした状態でニューヨークステーキセットとアイスティーを注文する。店員は捲し立てるように肉の焼き方と付け合わせの卵の調理方法を聞いてきたので、ミディアムとフライドと答える。
出された料理は、まさしさんのラスベガスのページ通り、まずまずの厚さのステーキと、なんと目玉焼きが3個ものっている。この他にトーストなども出されるが、流石に目玉焼き3個は食べられなかった。だが今回の旅行でステーキを1回も食べなかったし、このカフェのブロックバスターに大満足して5時半過ぎに部屋へと戻り、シャワーを浴びて1時間ほど仮眠する。
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