2001/10
  シドニーステイ

 
11/19 日本出国
静岡→名古屋空港
 出発当日の朝。この日のフライトは名古屋空港からで、出発も20時過ぎの夜便。14時過ぎの新幹線で名古屋へと向かう。本来なら、もう1時間ほど遅い時間でも十分間に合う筈なのだが、テロ事件の影響でチェックインや手荷物検査の状態が全く判らない。不安だったので早めに空港に向かうことに。
 名古屋駅に到着すると新幹線口(中村公園側)のアピタ前から、名古屋空港に向かう直行バスが20分間隔で運転されていて非常に便利。名古屋駅から名古屋空港までの所要時間は40分ほどで料金は870円。東京と名古屋の中間に位置する静岡からなら、フライトさえあれば断然この名古屋空港の方が便利と言えるだろう。


名古屋空港
 結局空港には出発の4時間前の16時過ぎには到着してしまった。とにかく時間を持て余す。既に空港に到着している筈のスーツケースを先に引き取ってしまうと大きな荷物のせいで身動きが取れなくなるので、身軽な状態のまま空港内を歩いてみる。歩いてみて判ったのだが、名古屋空港は出発ロビーに座る場所が意外と少ない。またロビーの上にはレストランやショップが並んでいるが、その規模も小さいことをあらためて感じた。
 結局することも無く、喫煙所で文庫本を読みながら時間を潰すことに徹した。そして出発の3時間前になり、宅配で送っておいた荷物を受け取る。空港に荷物を送る人でごった返しているものと思ったら、置かれていた荷物の数も少なく、窓口にも1人しかいなかった。10月という時期が閑散期だからなのか、テロ事件の影響で旅行者が減っているからなのかは判らない。

 出発2時間半前になって、やっとエイチアイエスのチケットカウンターがオープンする。通常なら2時間前にオープンなので、それでも早い方なのかも知れない。すぐにチケットを受け取り、そのままチェックインカウンターに向かう。
 チェックインカウンターの周りは鉄柵が設けられていて、中に入るには警備員によるスーツケースのX線検査を受ける。警備が厳しくなっているのもとばかり思っていたが、ここ名古屋空港に限らず、成田空港などで見られる一般的な検査だった。スーツケースをX線検査に通す際に、警備員に行き先を聞かれたのでシドニーであることを伝えると、まだチェックインカウンターはオープンしていないと言われる。カウンターのオープンは2時間前からであることは知っていたので、並んで待っていると伝え、中へと入れて貰った。
 日本航空が、カンタス航空のチェックイン業務を請け負っていて、既にカンタスの表示もされている。チェックインを担当するスタッフたちは、既にスーツケースに腰掛けて文庫本を読みふけっている自分を横目に雑談。そこにチーフらしい女性スタッフがやってきて、待っている自分の存在に気付くと
『チェックインまで後20分ほどありますが。』と聞きに来たので、
『待ちます。』と回答。既に並んでいるのに、今更カウンターの外に出るわけにもいかないし、早くチェックインを済ませたかったのでそのまま文庫本を読み続ける。
 カウンターオープンの10分前になると、次第にカンタス搭乗の人たちが増え始め、自分を先頭に列をなす。
 そして18時過ぎにカウンターがオープンする。パスポートとオーストラリア入国ビザであるETAS(専用紙では無く、番号さえ取得できていれば問題ない)、航空券、スーツケースなどを渡す。そしてシートのリクエストをする。チェックイン1番目の特権ではないがで多少わがままを言わせて貰い、隣が居ない席もしくは通路側席を希望。隣の居ない席というのは、この後チェックインをしてシートを埋めて行くので、最終的にどうなってしまうか判らないが取りあえず言うだけ言ってみた。するとチェックインカウンターのスタッフは、48Cと言うシートをとってくれた。そして手続きが完了してその場を立ち去る際に、
『今のところ、他のお客様がいらっしゃらない場所になっています。』と笑顔で教えてくれる。

 手荷物検査を終えた後、出国審査。以前は出国カードの記入が必要だったが、このカードが廃止されたので、出国審査前で慌ててカード記入をする必要も無く、スムーズに審査を済ませることが出来る。
 そして出発ゲートへと進むと、まずは免税店へ。家族に頼まれていたシャネルの口紅と、自分がシドニーで吸う為のタバコの購入をする。オーストラリアでも嫌煙が広まっていて、タバコには高額な税金がかけられている。また現地で買えるタバコはオーストラリア製の物が多く、アメリカ製のタバコはマールボロなど限られているから、日本人の嗜好に合うかも実際に吸ってみないと何とも言えない。税金も免除される訳だから、出来る限り空港内の免税店で買っておくことをすすめる。ただ酒などは、現地でも結構安いし、重たい荷物になってしまうから洋酒で現地調達が可能なら、そちらの方がいいだろう。空港内の免税店は日本国内なので当然のことながら、日本円やカードでの支払いが出来る。購入する際にボーディングパスの提示が必要。

 買い物を済ませると1ゲート横にある喫煙コーナーに腰掛けて、搭乗開始まで再び読書にふける。秋も深まる10月になると既に辺りは真っ暗で、完全に夜を迎えている。
 そして19時40分過ぎに機内への搭乗がやっと開始される。既に名古屋空港からの国際線出発便も残り少なくなってゲートもかなり閑散としている。まずはファーストクラス、ビジネスクラスから搭乗が開始されるが、それを待ちきれずにエコノミーの乗客たちも搭乗口へと進む。駐機しているのがB747なのに対して、ゲートで手続きをする人の数が何となく少ないと思いつつも、自分も早々に機内へと向かう。

名古屋空港のオフィシャルサイト


名古屋空港→ケアンズ空港
 ゲートでの予想は見事に的中した。定刻前には殆どの乗客が搭乗を済ませていたが、エコノミーを見る限りでも3分の1程度の乗客しか居ない。また自分の座席は48C。これはエコノミー座席の中間位置にある非常口の席のすぐ後ろ。非常口の席と言えば、離発着時には客室乗務員と向かい合わせに座り、足元に障害物が無いので広々している。以前に搭乗したマレーシア航空の場合、この席も3列配置となっていて、最も窓側の席に座った自分は非常口の出っ張りが邪魔で通常のエコノミーより狭い思いをしたが、カンタスは2列配置となっている。その後ろの席の通路側が48Cなのだが、48A,B共に空席で自分1人で3席占有することが出来、また前席の47シートも最初は女性が1人で座っていたが離陸前に他の席へと移動してしまい空席状態。エコノミーながら非常に快適に機内で過ごすことが出来そうである。

 カンタス航空QF50便は、貨物室のトラブルから定刻の20時10分から20分以上遅れて名古屋空港を離陸。ある程度の高度まで上昇するとシートベルトサインは消える。今や殆どの航空会社がそうであるように、カンタスも完全禁煙。
 シートベルトサインが消えたのと同時に飲み物のサービスが開始される。ソフトドリンク、ビール、ワインなど様々なものが用意されているようで、自分はシャンパンをリクエスト。またこれと同時に梅宮辰夫一家のバリ旅行のビデオが流される。でもこれって過去に見たことがある。しかもスクリーンに映し出されている梅宮一家はとても若い。もしかしたら6年前からずっと同じ内容の物を流し続けているのかも知れない。今や航空会社を選択する時には食事のみならず、エンターテイメントも非常に重視される時代なのに、梅宮辰夫一家のビデオを流し続けていることもさながら、スクリーンが各パーティションの最前列に設けられたプロジェクタスクリーンによる上映もいただけない。機材がB747−200が古いからかもしれないが、今やパーソナルテレビが当たり前なのでもう少し考えて欲しいところ。

 ドリンクサービスから暫く時間をおいて夕食のサービスが始められる。食事は日本のケータリングサービスを利用していると思われるから、口に合わないと言うようなことはない。エコノミークラスでは、ビーフかチキンからのチョイスとなっているのだが、日本でも大騒ぎとなっている狂牛病の影響でビーフの割合を減らしたのか、チキンしか選択が出来無くなっていた。このフライトでは日本人客室乗務員はおらず、日本語の話すことが出来る客室乗務員が応対していた。しかし、チキンしかないことをちゃんと自分に説明をし、最後に『sorry。』の一言があったのは嬉しい。
 チキンは生姜ベースの味付けでライスが付け合わせとなっている。昼から何も食べていなかった自分にとっては、待ちに待った夕食ですぐに平らげてしまった。

QF50便の機内夕食の写真はこちら

 遅い夕食をとっている間に映画の上映が開始される。この日はとにかく疲れていた。前夜が遅かったし、今日も早め早めの移動で待ちくたびれたので、ケアンズに到着するまで数時間でも睡眠をとることに。

 
シドニーシティー、ノース(10/20)次項へ イントロダクション前項へ