2001/10
  シドニーステイ

 
10/26 マンリー、シドニーシティ−(1)
ワリンガ・モール(Warringah Mall)
 この日もハナは幼稚園。天気も良くて、風は爽やか。昨日と同じ様にハナは制服に着替え、ほぼ同時刻にモスマンを出発する。唯一、違っているのは車がVOLVOからスプリンターに変わっていること位だろうか。
 9時前に幼稚園へと到着し、ハナを教室まで連れて行くと自分と姉は幼稚園からほど近いワリンガ・モールへと向かった。今日の自分のスケジュールは非常に長くてハードで、マンリーからシティーへとフェリーで渡り、夜まで歩き回る予定。9時にフェリーに乗ったら10時前にはシティーに着いてしまう。そんなこともあって、ワリンガ・モールへ、ちょっとした寄り道をすることにした。

 ここワリンガ・モールはマンリー辺りでは一番大きなショッピングセンター。シティーやチャツウッドなどの街中のショッピングセンターと違って、広々とした敷地に低層の施設がゆったりと建っている。またこの建物は、太陽の光が差し込むような工夫がされていて、如何にもビーチリゾートのマンリー(Manly)付近にあるショッピングセンターと言う感じ。
 ワリンガ・モールの中には、GRACE BROS(グレース・ブラザース)DAVID JONES(デビッド・ジョーンズ)TARGETを核店舗とし、他のショッピングセンターでも見られるような専門店なども多く入店している。
 非常に大きなワリンガ・モールだが、1つのショッピングセンター内にデパート、専門店、レストラン、映画館などもあって、買い物をしていたらあっという間に半日が過ぎてしまうだろう。
 自分はこの後の予定があったので、ここでは余りゆっくり見て回らず、コーヒーを飲んでマンリーへと移動。

ワリンガ・モールのSwiss Deliでの軽食の写真はこちら

ワリンガ・モールのページ(英語)


マンリー(Manly)
 ワリンガ・モールから10分足らずでマンリーへと到着。姉にはビーチの目の前でドロップして貰い、ここで別れる。今回のシドニー滞在で、最初で最後の単独行動。ここからが英語力の無い自分の力の見せ所。
 この日も快晴で、青空が広がっている。そして視界いっぱいに広がる白い砂浜と青い海。ここが日本人にも有名なシドニー郊外のビーチリゾートでもあるマンリービーチ。まだ海水浴には時期が早く、ビーチの人影はまばら。砂浜で水着で日光浴をする人や愛犬の散歩をさせる人など。そんな光景を暫し眺めている。
 週末やシーズン時期だと、メインストリートであるThe Corsoやビーチは人で溢れかえる。特にThe Corsoは広々とした遊歩道となっていて、両サイドにはサーフショップやカフェなどが立ち並んでいる。
 ビーチからフェリー乗り場であるマンリーワーフまではゆっくり歩いて5分ほどの距離。フェリー乗り場に向かって歩いていると、以前姉たちが住んでいたマンションの前を通り過ぎる。まだ新しい建物は築2年ほどで白塗りの壁が印象的。マンションのすぐ側にはカフェやレストラン、スーパーなどもあり、The Corsoの1本裏通り。とても便利な場所と思っていたが、姉曰く
『マンリーは遊びに来るにはいいけど、住む所じゃないね。』と言っていた。確かに今は静かだが、シーズン中だと毎日のように人が訪れ、夜中までも騒がしいらしい。シティーからはボンダイに続いて近い大きなビーチリゾートなので人が集まるのは仕方ないことなのかも知れない。

 シティーへの移動手段として主要な交通機関であるフェリー乗り場だが、10時過ぎは非常に閑散としていた。有人窓口でA$5.20でサーキュラ・キー(Circular Quay)までのチケットを購入する。フェリーは30分間隔で航行されていて、シティー方面を眺めていると次第に近付いてくるフェリーが既に見えている。
 フェリーが到着する直前になると閑散していた場所に次第に人が集まり始める。しかし、それは混雑という程のものでは無い。到着したフェリーが意外に船体が結構大きかったから、船内はガラガラ状態。以前姉たちが住んでいたキリビリやミルソンズポイントから乗船したフェリーはもっと小振りな船体だったから、やはりマンリー航路の利用客は、他の航路に比べて多いのだろう。

 フェリーは定刻の10時45分にマンリーワーフを出発し、経由地無しでシティーのフェリーターミナルとなっているサーキュラ・キーまで30分ほどかけて直行する。
 フェリーの速度は非常にゆっくりで窓から見える景色は最高。最初は海沿いに建つ赤い屋根をした住宅街、小さなビーチが目立つ。大きな岬のブラッドレーズ・ヘッド(Bradleys Head)を越えると次第にシティーが見え始める。シティーが見えた時点で自分は船内からデッキへと出る。外は非常に気持ち良い潮風が吹いていて、船内にいたことを馬鹿らしく思えてしまう程だ。
 シティーの高層ビル群と遠くに見えるシドニー・タワー。その反対側にはハーバーブリッジの全体を見ることが出来る。更にフェリーは、オペラハウス(Opera House)の目前を通り過ぎる。市民の足となっているフェリーだが、下手な遊覧船に乗船するよりもよっぽど安くて良いのではないだろうか。またフェリーの乗る時は絶対にカメラやビデオカメラを持っていった方が良い。オペラハウスハーバーブリッジのシャッターポイントは多くあるが、フェリーの上からの撮影でも素晴らしい写真が撮れること間違いなし。
 フェリーは、手が届きそうな位の距離にあるオペラハウスを過ぎると、次第に減速をし始めて、シティーから近郊各地への8航路の起点となっているサーキュラ・キーの3番ターミナルへとゆっくりと到着する。


シドニー・フェリーのオフィシャルページ


ロックス(Rocks)
 フェリーをおりるてターミナルの外へ出ると、人の行き交いがとても激しい。パフォーマーなども多くいて、人々が足をとめてそのパフォーマンスに見入っている。自分はその混雑をかいま抜けて、観光客が多く訪れるロックス(Rocks)へと向かう。フェリーターミナルから5分ほど歩いた場所に、シドニー・ビジターセンター(Sydney Vistior Centre)と言うインフォメーションセンターがあるのでまずはここ向かう。ここでは、フリーのガイドブックやレストランやショップのパンフレット、クーポンなども置いてあり、無料で貰うことが出来る。シドニー空港で入手出来る物と同じ日本語版のガイドブックなども手に入れることが出来るので、このエリアを訪れたらこのビジターセンターに立ち寄ると良いだろう。場所はGeorge Streetをブリッジ方面に向かって歩いて行くと右側にある。
 ビジターセンターのあるGeorge Street沿いには、1884年に建てられたと言う煉瓦色をしたビルにあり、入場無料のケン・ドーン・ギャラリー、日本語の通じるオリジナルキャラクターショップのWeiss、DFS(デューティーフリー・ショッパーズ)などがあり、日本人観光客が市内観光で必ず訪れる場所だけあって、多くのカップルやグループが添乗員に先導されて歩いているのを見かける。

 ショップやカフェなどが並んでいるのは、Goerge Streetだけでは無い。どちらかと言うとGeorge Streetの裏手側にザ・ロックス・センター(The Rocks Centre)と言った専門店が多く入居したショップセンターがあり、こちらの方が見所は多い。オーストラリア特産のお土産店も多く、アボリジニのデザインしたシャツや楽器、オパールなどの装飾品、衣類に装飾品などいたる物が売られている。如何にも観光客が多く集まるロックスらしいが、同じザ・ロックス・センターの中には、観光客を特に意識していない男女衣料を扱うエリアもあるので、こちらを覗いてみる方もいいかも知れない。
 自分はここロックスでも特に買い物はしなかった。元々観光客向けの場所だし、種類や品数は豊富で良い物が沢山売られているが、とにかく値段が高いと言う印象がある。セールをやっていないデパートと何ら変わりないので、自分はウィンドウショッピングに徹する。買い物はこの後に取っておくことにして。

 ロックスを一通り見て回ると、今度はオペラハウスに向かう。ロックスオペラハウスは、サーキュラ・キーを挟んだ対岸に位置するので、フェリーターミナル前まで戻る形となる。再び、混雑しているフェリーターミナル前を抜けて、オペラハウスへ向かう。時刻も昼過ぎとなって、太陽の下でランチを取ろうとベンチでサンドイッチを食べているOL、カメラを持った観光客、昼休みにグループでマラソンをしているサラリーマンなど様々。
 流石世界でも有数の建造物で、シドニーいやオーストラリアで最も有名なだけあって、観光客達がオーストラリア国内外から訪れているようだ。自分と同じようにサーキュラ・キー方面から歩いてくる人、大型バスで訪れる観光客など。
 このオペラハウスは、デンマークの建築家によって1957年から建設が始まっている。ところが予算と工期を当初の予想より大きく上回ってしまった為、デンマーク人建築家が現場を放棄してしまったと言うエピソードがある。結局、完成がしたのは1973年のことだった。16年の歳月をかけて完成したオペラハウスは間違いなく世界でも非常に完成された素晴らしい建造物だろう。また後方に映るシティー側とノース側に挟まれたポート・ジャクソンと優雅なヨット、そしてハーバー・ブリッジが更にオペラハウスを際立たせている。
 オペラハウスの中には、オペラ劇場と合わせて5つのホールの他、レストラン、バーなどの施設がある。また有料でオペラハウス内の見学ツアー(英語)なども定期的に催行されているので、時間のある人は参加してみるのもいいかも。

オペラハウスのオフィシャルページ(英語)


シティー
 オペラハウスでさんざん写真を撮って自己満足したところで、またサーキュラ・キー方面へと戻り始める。サーキュラ・キーを抜けて、Pitt Streetを南に向かって歩き始める。Pitt Streetをこのまま直進してゆけば、大人の足なら15分足らずでシティーの一番賑やかな場所へと行ける。相当な方向音痴の人でなければ、判りやすい直線の続く、Pitt StreetかGeorge Streetを歩くのが判りやすいだろう。もし道に迷ったら、センター・ポイントに建つシドニー・タワーを目印にするのも手かも知れない(ビルの合間から見えるかどうかが問題だけど)。

 サーキュラ・キーからシティーまでの間はビジネス街。自分がこの付近を歩いていたのが12時半頃。多くのビジネスマンやOLたちが屋外で食事をしようと、オープンテラスとなっているカフェは何処も満席だ。またオフィスビルの敷地の中にちっとした公園風になった場所でも、ベンチでおしゃべりをしながらファーストフードを食べる人や芝生に寝転んでいる人なども見かける。

 更に先に進むと、自分の歩いているPitt Streetと交差する大きな広場がある。ここはマーティン・プレイス(Martin Place)と言われる場所。ここにも多くのベンチがあって、昼休みをのんびり過ごしている人たちで溢れかえっていて、シティーで働くビジネスマンたちの憩いの場になっているようだ。ここマーティン・プレイスは広場自体がとても整備されているのは勿論のこと、広場を挟むように建っている煉瓦色の建物がとても立派なことに目が惹かれる。ここには、インフォメーション・センターもあるので、各種情報を入手したい人は立ち寄ると良いだろう。

 マーティン・プレイスをワンブロック先に進めば、車両通行止めの歩行者天国となったピット・ストリート・モール(Pitt Street Mall)に。この辺りがシティーでももっともショップなどが立ち並ぶ賑やかな場所。その賑やかな場所が、ランチタイムのビジネスマンたちで大混雑している。まっすぐ歩くのもままならない状況に自分は絶句。過去に何度も訪れているシティーだが週末と変わらない位、この時間帯は混雑している。
 この付近でおすすめなのは、ストランド・アーケード(Strand Arcade)QVB(クイーンズ・ビクトリア・ビルディング)と並んで歴史ある建物で、1892年建造。天井がガラス張りになっている3階建てだが、1976年の火災後に再建されている。建物の造り、入店しているテナントも何となくQVBと似ていてとても気品があり、見て回るだけでも楽しい。テナント毎のスペースはとても狭いが、カフェ、アクセサリー、帽子専門店などが数多く入店している。

 このエリアには、ストランド・アーケード以外にも、シドニー・タワーの土台部にあたるセンター・ポイント(AMP Centre Point)、DAVID JONESGRACE BROSなど大きなデパートやショッピングセンター、そして専門ショップなどが多くある場所でもあり、買い物を目的としているならば、このエリアで殆どの物を手に入れる事が出来るだろう。また大小問わず、デパートやショッピングセンターには必ずと言って良いほどフードコートが併設されているので、気軽に世界中の料理を味わうことが出来る。残念ながら、自分がこのエリアを歩いていた時は、まだランチタイムの大混雑が続いていたので、自分のランチはもう少しお預けになった。
 このエリアの大きなデパートは建物同士が繋がっているが、ダーリングハーバー方面に向かって下り坂になった場所に建っているので、DAVID JONESでは地階なのに、センター・ポイントでは1階フロアだったりして、少々ややこしい。迷ったらすぐに道路沿いの屋外に出れば、現在位置を把握することが出来るだろう。

 そしてシティー・セントラルのシンボル的な建物でもあり、あのピエール・カルダンも絶賛したと言うのが、QVBだ。ピット・ストリート・モールよりダーリングハーバー側に向かうと、George Street沿いにその宮殿の様な歴史ある建物が見えてくる。
 地階はタウンホール駅に直結していて、カフェやレストランなどが入店し、1階から3階までに衣類やアクセサリーなどを扱うテナントが入店。特に人通りの多い1階フロアには馴染みのショップが多く、Country Road(カントリー・ロード)ESPRIT(エスプリ)Canterbury(カンタベリー)、Benetton(ベネトン)、FILAなどがある。2階以上はテーラーなどの専門店で観光客が買い求める物はあまり置いてない。ただ屋内の写真を撮影するなら、人通りの少ない3階フロアから見下ろした形でのショットがいい。
 QVBでは買い物を楽しむだけではなくて、注意して建物を見て回ると面白い。年代物のエレベータは半手動式だし、ステンドグラスも手がこんでいてとても綺麗だし、天井から吊り下げられた時計は機械仕掛が施されている。歴史あるQVBはあくまでもデパートなので、商品がディスカウントされているのはセールの時期位だけだろうが、ウィンドウショッピングと建物の中のちょっとした探検も出来る。ままた同じGeorge Street沿いでQVBのすぐ隣に建っているセント・アンドリュース寺院もとても立派な教会なので、ついでに寄ってみてはどうだろう。

ストランド・アーケードのオフィシャルページ(英語)
QVBのオフィシャルページ(英語)
シドニータワー/センター・ポイントのオフィシャルページ(英語)
シドニー・シティーのオフィシャルページ(英語)



チャイナタウン(China Town)
 14時近くになって、昼食を食べる為にチャイナタウン(China Town)へと移動。流石にこの時間帯になれば、ビジネスマンたちもオフィスへと戻るだろう。
 QVBからはGeorge Streetをそのまま南方面へ歩き、ゲームセンター映画館が並ぶ場所を更に歩くとGoulburn Streetと交差する。そのGoulburn Streetをダーリングハーバー方面に左折するとDixon Streetと交差。ここからがチャイナタウンのエリア。チャイナタウンの最も賑やかな場所は歩行者専用道路となっていて、通りの南北の端には朱門がある。この場所はSussex Streetの1本裏通り(Goulburn Streetを歩けば北朱門に辿り着く)になる。QVBからチャイナタウンの繁華街までは500メートルほどの距離。日中は徒歩でも全く問題ないが、夜間になると人通りの少ないSussex Streetを歩かず、若者たちが集まっていて騒々しいがGeorge Streetを歩く方がまだ安全だろう。

 昼食は歩行者専用道路通り沿い(Sussex Street添いにも面している)にあるショッピングセンター、Sussex Centreのフードコートへ。
 なかなか綺麗な建物で、衣類や漢方薬などを扱う店などを横目に、エスカレータで最上階へ上がると中華、韓国、日本、タイ、ベトナムなどのフードコーナーがある。ご飯物、ラーメン、ドンブリ物、寿司、一品料理など、どのコーナーも最低でも30種類以上のアイテムを揃えていて非常に悩む。その中で自分は最も無難と思われるラーメンのコーナーでオーダー。麺は通常麺と米麺からチョイス出来るが、店員は親切にも実際の麺を見せて、どちらを選ぶかを聞いてきた。

 フードコートはビジネスマンと言うよりは若い人たちで混雑をしていて、自分はなんとか座る場所を見付ける。受け取ったラーメンをそのテーブルに置いて、今度は飲み物を専門に扱うコーナーでビールをA$3.60で購入。
 食べ物と飲み物が揃ったところで、遅い昼食を食べる。やはり無難なラーメンを選んだだけあって、自分の口にもあって美味しく感じる。

チャイナタウン、Sussex Centreでの昼食の写真はこちら




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