2001/10
シドニーステイ
10/26 マンリー、シドニーシティ−(2)
マーケット・シティー(ヘイ・マーケット)
チャイナタウンの南側朱門を過ぎるとHay Streetとなり、この道路にはスターシティーと、鉄道駅のセントラル・ステーションを結ぶ路面電車も通っている。その道路の反対側には、煉瓦造りの古めかしい倉庫の建物と近代的な高層マンションが融合したマーケット・シティー(ヘイ・マーケット)に辿り着く。ダーリングハーバー近辺の再開発に伴い、この地域もとても綺麗に整備された場所だ。
まずは1階の大きな倉庫の中で催されている賑やかなパディズ・マーケット(Paddy's Markets)に。ここマーケット・シティーが整備される前には、同じ場所でこのマーケットが開催されていたのだが、整備後には一度も開催されていなかったので廃止されたのだとばかり思っていた。このマーケットは、毎週木曜日から日曜日および祝日に開催されているらしく、たまたま自分がこのタイミングでここを訪れていなかっただけらしい。
シドニーの中心にありながら、他のショッピングセンターとは違う独特の雰囲気があり、香港あたりの市場を再現したような感じの怪しさたっぷりで、チープな飾り物や衣類、アジアンミュージックテープ、お香、謎の置物まで取り揃えたパディス・マーケットは見応え十分。出店店舗の数は裕に100を超えているだろう。ここでは、勿論価格交渉もありなので、オーストラリア特産に拘らずに安くて多くのお土産を手にしたい人は訪れると楽しいだろう。
更にこのマーケットの中には、野菜やフルーツなどを売っているエリアもあって、どちらもとても混雑していて賑わっている。とにかく混雑している場所なので、スリなどには十分気を付けたい。
喧騒としたマーケットを後にして、マーケット・シティーの上階フロアへと移動。2階フロアからは近代的な建物になっていて、大きな吹き抜けが上方フロアまで続いている。こちらは普通のショッピングセンターで、騒々しくもないからゆっくりとショッピングを楽しめるだろう。
このショッピングセンターでは、以前から注目しているESPRIT、Men's ESPRIT、Ken Done(ケン・ドーン)がおすすめだ。
ESPRITとMen's ESPRITは、商品の品揃えが多いこともさながら、価格が安いのが特長。シティーやチャツウッド、バーケンヘッド・ポイントの店と比較しても安いと感じる。またESPRITには、女性向けのバックなどの小物、キッズウェアも品揃えが多いのも特長だ。
Ken Doneの方は、今やQVBやハーバーサイド(Harhourside)からもショップが無くなってしまっている。ここのショップは、位置にアウトレットと書かれているだけあって、シーズン遅れの物やキズ物などが売られている。
これら以外にもマーケット・シティーには、Nine West Outlet、Benetton、Osh koshなど35店舗余りのファッション専門店や、スーパーマーケット、フードコート、映画館などもある。ショッピングセンターの規模としては小さいかも知れないが、パディズ・マーケット開催日に合わせて訪れるのがいいだろう。
チャイナタウンの公式ページ(英語)
シドニー・シティーのチャイナタウンのページ(英語)
マーケットシティーのオフィシャルページ(英語)
ダーリングハーバー
マーケット・シティーから再び徒歩でハーバーサイドのショッピングセンター方面へと歩き出す。エンターテイメントセンター、中国庭園を通り過ぎるとノーザン・テリトリー&アウトバック・センターがあり、アボリジニやノーザン・テリトリーの地域紹介、関連商品の販売などをしている。またこの付近には子供が楽しめるエンターテイメントが並んでいて、その中心とも言えるのがパナソニック・IMAXシアター。このエリアにはインフォメーションセンターもある。遊水公園であるTumbalong Parkを挟んだ反対側にはエキシビジョン・センター(Exhibition Centre)が建っており、ここでシドニー・オリンピックの際に田村亮子が金メダルを獲得している。このエリアは夜間は人通りも少なくなるので、徒歩でチャイナタウン方面との行き来は、500メートルほどの距離ながら十分に気を付けた方がいいだろう。
道路の高架の下をくぐって、更に先へと進むとコックル・ベイ(Cockle Bay)に達し、この辺りがダーリングハーバーで最も賑やかな場所となる。
コックル・ベイを挟んでピアモント(Pyrmont)側にはハーバーサイドや海事博物館(National Maritime Museum)、シティー側には近年オープンしたコックル・ベイ・ワーフ(Cockle Bay Wharf)やシドニー水族館(Sydney Aquarium)がある。
ハーバーサイドは2階建てのショッピングセンターで、本格的なレストラン、カフェ、ファーストフード、男女衣類、アクセサリー、シューズ専門店、サーフショップ、ゲームコーナーなど約140のテナントが入っている。
ここもオリンピックを前に大きく改装がされて、建物内がだいぶ判りやすくなったように感じるが、ショップを見ているとやっぱりここは観光客が来るところなのかなと感じる(まあここなら確実にTCは使えるだろうけど)。ロケーションは最高なので、レストランなどでディナーは素晴らしい景色を見ながら楽しめるだろう。
スターシティー(Star City)
ハーバーサイドの建物を南側から北側に通り抜けるとモノレールのハーバーサイド駅に辿り着く。この駅の付近からピアモント・ブリッジがシティー方面に向けて架けられている。
このピアモント・ブリッジを渡らずに海事博物館の裏手のPirrama Roadを道なりに歩いて行くと5分ほどでスターシティー(Star City)に到着する。スターシティーへは路面電車も運行されているので、利用して行くのも手かも知れない。
カジノ、ホテル、劇場が一体化した比較的新しい施設で、フィッシュ・マーケットやダーリングハーバーにも近く、路面電車のルートでもある為、近年では日本人観光客の宿泊客も増えているらしい。
自分が歩いてやって来たPirrama Roadは建物の裏側となっているので、カジノへの入口が少々判りづらい。正面にあたるPyemont Street側にはタクシー寄せもあり、正面のガラス張りの扉を入ってエスカレータをあがるとカジノフロアへと行ける。
判りづらいといいながらも、自分はここに訪れるのは3回目で、いつも同じルートでやって来ているので流石に迷うことは無い。屋外エスカレータを使い、グランドフロアまで上がって建物の中へと入って行くとアイスクリームショップ、バーなどがあるのでそこを更に進むとエスカレータがありカジノフロアへ。
カジノフロアへの入口には、セキュリティーが立っていて不審者や未成年者の入場をチェックしているので、日本人は必ず身分証明を持参した方がいい。ちなみに自分は今までここでセキュリティーチェックに引っ掛かった事は1度も無い。セキュリティーが立っているので、入場する時は何となく緊張してしまうが、中に入ってしまえばそんな事もすぐに忘れてしまうに違いない。ジーンズ、スニーカーなどのラフな恰好でも全く問題無いし、TCも両替(Exchange)カウンターで現金への換金をしてくれる(要身分証明)。
時刻は16時過ぎで、19時にはチャイナタウンでシドニー在住のまあさんと逢う約束となっているので2時間以上はカジノを楽しむことが出来る。しかし、まだアフターファイブになっていないのにカジノ内は結構な賑わいを見せている。テーブルゲームのカウンターもほぼ全てがオープンしているし、スロットマシンの席も結構埋まっている。取りあえずカジノフロア内を一周歩いてみると、カジノで楽しんでいる人の多くがおじいちゃん、おばあちゃんだった。それに日本人観光客は全く見かけなかったのも驚き。
200以上あるテーブルゲームではブラックジャック、バカラなどのA$5のテーブルが特に賑わっているようだ。また異様な盛り上がりを見せるのは、コインの裏表を当てるゲームでスタッフと客が一緒になって大騒ぎしている。
またスロットマシンは1500台を超え、A¢5〜25あたりの台に人気が集まっている。特に驚いたのは、A$1で1000クレジット(A¢0.1換算)のマシンもあること。但し、1BETが5クレジット以上に設定されているので、A¢1のマシンと実際大差ない。スロットマシンへの投入は最低でもA$1コインからとなっており、払い戻しもA$1単位となっている。
この日は金曜日だから、これから多くの人たちがここを訪れ、下手をすると朝をカジノで迎えることになるのだろうか。自分はそれ程ギャンブルに固執する訳でも無いし、ここスターシティーとはイマイチ相性が悪いので、ローリスクで比較的長時間遊べるスロットマシンを楽しむ程度に留めた。
スターシティーのオフィシャルページ(英語)
ダーリングハーバー
18時前にはスターシティーを後にして、再びダーリングハーバー方面へと向かう。だいぶ陽も陰って来ていて、ピアモント・ブリッジを渡る時に見える赤く染まったシティーのビル群もなかなか良い光景だ。
丁度仕事が終わる時間と重なり、ピアモント・ブリッジにはシティー方面からビジネスマンやOLが続々と渡ってきている。これから家路に向かう人、友人たちと待ち合わせをしている人など様々だろう。
先程はハーバーサイドを歩いて来たので、今度はコックル・ベイ・ワーフ側を歩いてみる。
ピアモント・ブリッジから直接繋がっている建物には、主にレストランやバー、カフェが入店していてお洒落なお店が多い。ここでは是非ともコックル・ベイを目の前に見える1階のオープンテラスのレストランで夕食をしたいものだ。
自分はここコックル・ベイ・ワーフを一通り見て回っただけだが、どのレストランも夜を待たずして早くも満席。ネクタイをしたビジネスマンやOLなどのグループが目立ち、中には大はしゃぎしながらパーティーをしているグループなども居てとても楽しそう。
コックル・ベイ・ワーフのオフィシャルページ(英語)
チャイナタウン
辺りが完全に暗くなる前に自分はチャイナタウンへと戻って来た。2年前に待ち合わせした場所と同じ、北側の朱門の前。
自分が到着した頃は、どのレストランもテーブルは空いていて、店員たちも暇そうに雑談にふけっていたのが、いつの間にかどこのレストランも満席になって、途端にいつもチャイニーズレストランで見られる騒々しい光景に変わっていた。
人通りも激しいチャイナタウンだが、その中に酒に溺れたジャンキーのおっさんがいて、食事をしている人たちや通行人に多大な迷惑をかけていた位で繁華街の中では安心して歩き回ることが出来るし、警察官も自転車で定期的に巡回しているようだ。但し、この繁華街を外れた辺りは近年犯罪が多発していると聞いている。
そんな事をしているうちに、今日待ち合わせしているまあさんと2年振りに再開し、早速夕食を食べにチャイナタウンの繁華街からSussex Streetをワンブロック北にあるリーガル(Regal Restaurant)へ。
リーガルは、ガイドブックなどでも紹介されているチャイニーズレストランで、旅行会社のミールクーポンなども利用出来る店で、また日本語も多少ながら通じる。最近はノース側のレストランに行くことが多く、こちらまで出掛けて来て食べることも無かったこともあって、自分がここリーガルに来たのは4年振り。
この日、夕食を付き合ってくれたまあさんが、現在ガイドの仕事をしていることもあって観光客を連れてくる店については詳しい。オーダーに関しても全てまあさん任せ。自分自身、中華料理が続いているにも拘わらず、全く飽きることがないのが中華の魅力とも言えるかも知れない。
食事をしながら、最近のシドニーの様子や近況について聞くと、はやりアメリカの同時多発テロの影響を受けているらしい。まあさんは現地係員として、送迎や市内観光、オプショナルサービスのガイド兼ドライバーをしているとのことだが、契約している大手旅行会社でさえ、この10月だけでオーストラリアへの旅行者が相当キャンセルされているらしい。今後の見通しも判らない状況で厳しいようだ(但し01年年末年始は、オーストラリアは渡航者増に転じている)。自分はひたすらビールを飲みまくりながら、そんな近況を聞いたり、自分のこちらでの出来事などを話をしていた。
チャイナタウン、リーガルでの夕食の写真はこちら
リーガル・レストランのオフィシャルページ(英語)
食事を済ませると場所をマーケット・シティーのフードコートへと移し、飲み物を飲みながらゆっくり話をしようとしていたら、清掃員が忙しそうに片付けを始めたので早々に退散する。しかしまあさんとも逢えたし、姉と違って、実際に働いている人からシドニーの近況を聞けたのは本当に良かった。
セントラル駅(Central Station)
マーケット・シティー内もかなり閑散として来た中、それぞれ家路に向かう為、セントラル駅(Central Station)へと歩き出す。まあさんは西方面、自分は北方面に向かうがセントラル駅は東京駅みたいなもので、各路線の発着駅となっている。
マーケットシティーからは300メートルしか離れていない。途中、ベルモア・パークと言う公園を通り抜けるのだが、街灯は沢山設置されているがやっぱりシドニーを熟知しているまあさんと一緒でなければ、21時半を過ぎて人通りの少ないこの公園を夜間に歩くのはちょっと怖い。
セントラル駅に到着すると家路に向かう人たちを見かけるがその数は決して多くない。やはり駅自体がこの時間帯にもなると閑散としているようだ。
自動販売機でチケットを購入し、自動改札を抜けてそれぞれのホームへと向かう。ここでまあさんとはお別れである。またシドニーで再会出来ることを約束して。
自分の乗車するノース方面に向かうNorth Shore Lineは、5分間隔で電車が運行している。また他のホームに比べても、このホームから乗車する人の数の方がまだ多いように思えた。
ミルソンズ・ポイント駅(Milsons Point Station)
2階建てのステンレス車両のノース・シドニー(North Sydney)行きの電車はすぐに入線。それに乗車すると自分は2階席に座るがこの車両に乗車しているのは、自分以外には男性1人だけ。乗車中には車掌も車内を回っていたので、何も不安に感じることはなかったが実に閑散としている。とても金曜日も夜とは思えない。
電車はセントラル駅を出発するとすぐに地下へと潜り始め、QVB直結のタウンホール駅(Town Hall Station)、ビジネス街のウィンヤード駅(Wynyard Station)に停車。これら中心街の駅ではそこそこの人が乗車をしてきている。
ウィンヤード駅を過ぎると電車は再び地下から出て、道路と平行するようにしてハーバー・ブリッジを走る。橋を渡りきるとすぐにミルソンズ・ポイント(Milsons Point Station)へと到着する。
以前に姉夫婦が住んでいた場所でもあり、非常に身近なミルソンズ・ポイント。数人ほどしか下車する人がいない。この人たちと一緒に駅員もおらず、停止している自動改札を素通りして駅を外に出る。駅の外には客待ちしているタクシーが数台停まっているだけ。駅舎に併設されているクリーニング店、肉屋などの生活に密着したテナントもシャッターを下ろしている。駅のすぐ前のレストラン数軒だけが異様なまでに賑わっている。全てのテーブルが埋まっていて、店の外まで聞こえるほどの笑い声。その周辺はとても静まり返っているのに。
自分がミルソンズ・ポイント駅に到着してから15分余り経過して、リアシートで眠っているハナを乗せて姉が迎えに来てくれた。こうして、今回の旅行で最も長い1日が終わる。
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