
1999年11月
井戸
私達の家のある場所は、静岡でも海に近く、安倍川にも非常に近い場所にある。現在のように河川整備が進んでいない頃には安倍川自体が流れを変えていて川筋自体も一定では無かったのでもしかしたら、この場所も安倍川の河川だったのかも知れない。その関係があるかどうかは不明だが、この地域では地下水が非常に豊富である。近所でも多くの井戸があり、電気ポンプを使用しなくても豊富に水が湧き出ている。また近所には昔ながらの酒蔵があり、ここでも酒造りにこの地下水を利用している。
私達家族は、この3月の住宅完成に向けて何度もこの場所を訪れていたにも拘わらず井戸について全く無関心だった。ところが実際に住み始めてみると水道水よりも地下水の方が美味しい事に気付く。この近所では地下水を一般に解放している場所も少なくなく、私達自身も空きペットボトルを持ってはその地下水を汲みに行っているのが現状である。静岡市の水道水自体は全国レベルで見てみても非常に美味しく、夏場の水不足に見回れる事もないので非常に恵まれていると言える。ただ私達夫婦は3階に住んでいる為、一旦水を1階に設置してあるタンクに溜めた上で、電気ポンプで3階へと送っている。このタンクを通している為、3階の水は薬臭いので美味しくない。
この地域で飲料として使用しないレベルの地下水ならば10メートルほど掘れば湧き出る。飲料として安全かつ美味しい地下水を求めるならば80メートル以上は掘らなければならないと言われている。但し、この地域ならば掘れば確実に水は湧くものと思われる。現在、階下の両親を含めてこの井戸掘りについては検討している。